注文住宅に限らず家を購入するタイミングって難しい問題ですよね。
年収や年齢もバラバラですし、結婚したタイミングや子供が出来たタイミングなど十人十色です。
昔は家族を持ったらマイホームというイメージでしたが、近年はマンションやアパート暮らしなど時代と共に変化してきました。
年収と年齢から自分の住宅購入のタイミングがいつなのかを探してみましょう。
年収から考えてみよう
民間給与実態統計調査(平成27年度)によると日本の平均年収は420万となりますので単純に年収400万円であれば可能と考えて良いでしょう。
ただ、住宅ローンは年収の約5倍となりますので、土地代を含めて2000万円が限度となります。
頭金がある程度揃ってないと建てる場所限られてきます。
都心部に住みたいというこだわりがある方は、年収を上げる努力をするか毎月の貯蓄を増やして頭金を多く出す必要があります。
また、年収300万円の場合ですが、坪単価が20万円~40万円のローコスト住宅がありますので、生活の仕方によって建てることが可能です。
ローコスト住宅が出てきたことで、30代の住宅購入が増えていると考えれます。
次に注文住宅を購入する年収です。
国交省の住宅市場動向調査 平成28年度版【注文住宅(新築)】の結果を見ると400万円~600万円台が一番多く購入していることがわかりますので、平均年収と同じく400万円が最低ラインと考えることができます。
400万円~600万:34.6%
600万円~800万:22.7%
800万円~1000万:13.1%
年齢から家を作るタイミングを考えてみよう
国交省の住宅市場動向調査 平成28年度版【注文住宅(新築)】の結果を見ると30代が圧倒的に多く次に40代が多くなっています。
30代:45.3%
40代:22.9%
50代:8.0%
60代:10.9%
参考:住宅市場動向調査 平成28年度版
この結果を踏まえて20代~40代の購入要因を私なりに考察してみました。
20代での購入
早めに結婚・子供を授かって、今住んでいるところが手狭になった人が購入していると考えられます。
購入の割合が少ない理由としては、社会人になってから年数も浅いため貯蓄や年収が少ないことが要因だと感じます。
確かに、20代の頃は注文住宅を購入するなんて微塵も思っていませんでしたので、概ね当たっているのかなと思います。
30代での購入
注文住宅の購入が一番多い年代になります。
結婚や子供が産まれてライフスタイルが変わることと住宅ローンを定年まで組める最後の年代というのが要因だと考えられます。
また、社会人になって10年近くまた以上経ち仕事も安定してきて地位も上がってきたことで年収や貯蓄額も増えたことでの余裕が生まれてくる年代であることも要因として挙げられます。
私は31歳で購入しましたのでこの分布図に入ります。
40代での購入
家族構成が概ね確定したか社会人になって20年近く経ち、お金や生活に余裕が生まれることでが要因として考えられます。
住宅ローンを35年組めなくてもお金に余裕があることで、20年などに短縮することができますので、この年代での購入が多いと思われます。
まとめ
一番ベストなタイミングは住宅ローンが35年で組めて、日本の平均年収を超えてくる30歳~35歳だと住宅市場動向調査を見ても明らかです。
ただ、家を購入するタイミングはライフスタイルや家族構成などで変わってきますので、正解はありません。
一つだけアドバイスをするならば、以下の条件が揃ったときが最大にして最高のタイミングになります。
・家を購入したいと強く思っている。
頭金は住宅ローンのリスクで説明してるとおり、将来的に生活が苦しくなってしまいますので必ず用意し下さい。
思い描いている希望の間取りや建築予定の場所で、家を購入できるか心配だよという方におすすめの方法があります。
タウンライフさんで見積を出してもらうことをおすすめします。
複数のハウスメーカー・工務店から土地も含めた見積と資金計画書が貰えますので、頭金がいくら必要になるのか住宅ローンの月々の返済額がいくらになるのか明確になります。
また、A社はダメでもB社には頼めそうかもと1社のみの検討ではなく、複数社での検討・比較ができますので、例えば1社も想定内の金額でない場合は、タイミングが違うといった判断材料にもなります。
住宅購入は一生の買い物になりますので、失敗はできません。
失敗しないように自身に合ったタイミングを見つけることが何よりも大切です。