木造住宅は火災に弱くないは火災に弱くないって知っていましたか?
実際には燃えやすいです。
ただ、鉄骨と比較して熱の電動率が低いため、木の芯まで到達するまでに時間が掛かります。結果、燃えにくいと言われています。
なぜ、木造=燃えるというイメージがあるの?
テレビなどのメディアで木造アパート全焼と耳にしますよね。
そうです。理由は、メデイアからの刷り込みなのです。
確かに木造以外で全焼したというニュースは少ないですよね。
それは、日本全国において木造住宅が多いからです。
平成25年と少し前ですが、総務省統計局の調査では、日本における木造住宅は約6割となっているそうです。
これでも昭和50年代に比べると2割減となっているそうです。
参考:総務省統計局
割合的に考えて木造が多いわけですから、火災が発生する可能性が高いのは明らかです。
全焼するアパートは築年数も古いため腐食していますし、当時の技術のため火災対策がされてないことも一因となっています。
なぜ木造住宅は燃えにくいのか
各施工会社で火災対策がされているというのもありますが、一番は木の特徴です。
一般的に住宅の柱に使われる木は10センチ以上となっています。
この木を30分火に熱し続けるとどうなると思いますか?
表面から2センチ程度しか燃えないのです。
しかも燃えた2センチは黒く焦げますよね。
これを炭化層といって、熱をより伝わりにくくする役目を果たしているのです。
また、木は変形しませんので表面が焦げただけで、元の形を保ったままということになります。
結果、木造住宅は燃えやすいようで燃えにくいのです。
木造住宅は腐食したら結果燃えやすいのでは?
確かに燃えやすくはなりますが、現在の技術は燃えにくいように設計されています。
また、腐食を遅らせるような設計も施されています。
基本的な部分は住宅性能に関わるため、各社一定の水準を満たしています。
ただ、水準プラスアルファについては、実際にメーカーのカタログや住宅展示場でサンプルを見ることをおすすめします。
鉄骨住宅は火災に強いと聞くけど、本当はどうなる?
鉄骨は確かに燃えにくいです。
ただ、学生の頃に習ったかと思いますが、熱し続けると曲がりますよね?
これを住宅に置き換えると、火災になってからしばらくすると変形してしまい、重さに耐えられず倒壊してしまいます。
結果、鉄骨は木造より燃えにくいが全焼する前に倒壊してしまうということになります。
まとめ
木造住宅が燃えにくいという説明をしましたが、結果としては木造住宅も鉄骨住宅も火災になれば燃えます。
ただ明らかになっているのは、木造住宅の方が熱の電動率が低いため、火災が起きてから逃げるまでの時間が確保できるということです。
これは木造住宅の最大のメリットです。
最後におさらいです。
結果、火災が起きてからの逃げる時間が確保できる。
各メーカーともに一定の水準を満たしていますがメーカー毎にプラスアルファの対策を行っていますので、是非、カタログや住宅展示場で確認してみてください。
まずはカタログで基礎を学んだあとに気になるメーカーを訪れるのがベストです。
話しがスムーズに頭に入ってきますし、メーカーの比較もその場で出来ますので、一石二鳥です。
こんなに住宅について語っている私ですが、当時は知識が0でした。
ただ、空いた時間でカタログを読むことで知識が人並み以上につきました。
おかげでメーカーと会話のキャッチボールが出来るようになって、建築がスムーズに進めることができました。
みなさんも是非、知識という武器を身に付けましょう!
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